望まない妊娠による女性の体やこころへの大きな負担を少しでも軽減するために、当店では緊急避妊薬(アフターピル)を取り扱っています。
レボノルゲストレル錠1.5mg「F」を採用しています。
医療機関において医師の診察を受けた後に処方を受けることができます。以前は、平日の診療時間内に近くの産婦人科を受診しないと薬を受け取ることができませんでしたが、現在はオンライン診療が認められており、時間外に遠方の医療機関をオンライン受診することも可能です。
本来は診察のあと、処方せんやお薬を送付してもらうのですが、郵送に時間がかかってしまうため、新型コロナの期間限定で認められている方法で(医療機関から薬局への処方せんFAXをもとに調剤できる)、近隣の薬局でより早くお薬をもらうことができます。
いざという時あわてなくて済むように、利用できる病院と薬局を探しておくといいですよ!!
↓緊急避妊に係る取組について【厚生労働省】
日本家族計画協会のサイトから、↓緊急避妊薬・低用量ピル処方施設検索
通販サイトでちらほらピルを見かけますが、個人輸入され転売されたピルは違法であるだけでなく、お薬の品質が保証されません。ピルに限りませんが、輸入転売で出所がわからないお薬は危険なので使わないようにしましょう。
日本では、この薬を医師の診察なしで薬局で購入することは、まだできません。ですが、処方せんなしでも薬局で購入できるよう制度をととのえる方向で、話がすすんでいるところです。
はやく、すべての人々がそれぞれに適した避妊法にアクセスできるようになり、健康や自由がもたらされますように。
日本WHO、緊急避妊について
WHO、緊急避妊について(こちらの方が詳しいです、英語)
緊急避妊薬を安全・確実に使用するために、病院や薬局で次リンク先にあるような内容を確認・説明されますので、事前に目を通しておいていただけると助かります(パスワード:308919)。
どんどん状況が変わっていきそうなので関連情報のリンクも貼っておきます。
緊急避妊薬のパブリックコメント開始、2023/1/31まで
2023/1/30パブコメ送りました、字数制限あったので2点にしぼった。賛成か反対か?みたいなイメージだったけど、賛否は問われてないようだったので…?市販化する前提で当然のように送ってみた。
★市販化するにあたり、緊急避妊薬や性感染症に関する情報を、パッケージに盛り込んでほしい
緊急避妊薬の市販化の話になるといつも、妊娠や性感染症のことについて知識がないことが問題であるというご意見をよく見かけます。それらの情報について、薬剤師による説明や指導の質を均てん化するためにも、繰り返し情報を確認できるようにするためにも、動画やリーフレットを作って、できればお薬のパッケージに盛り込んで、薬とともに情報提供するとよいと思います。ご本人がパニックになっている時には理解が進まなくても後から繰り返し振り返ることができますし、妊娠が不安なご本人だけが説明を受けるのではなく、パートナーにも必要な情報だと思いますので、ご本人だけが薬局に訪れた場合でも、パートナーに知っておいてもらいたいことを持って帰ってもらうことができます。
★販売する薬剤師に制限を設けないでほしい(研修の受講の有無など)
妊娠可能な女性が緊急避妊薬という選択肢を選びやすくすることがいちばんの目的のはずです。緊急避妊薬について研修を受けた薬剤師からしか入手できない仕組みにしない方がいいと考えます。研修済みの薬剤師からしか買えないと一部の地域では入手しにくい状況が続いてしまう。産婦人科の院内処方やオンライン診療で郵送するケースを除けば現状は、緊急避妊薬の処方ができる医師と、緊急避妊薬の調剤ができる薬剤師がそろわないと利用者の手に渡らないので、とても利用が少ないです。妊娠にかかわる不安を抱えたすべての女性が手に取れるようにするためには、一般用の医薬品として薬局で販売するのが適切だと考えます。すべての薬剤師が取り扱いやすいように、販売前のチェックリストや説明用のリーフレット、服用後の受診についてなどをパッケージにしてあると良いと思います。
ヘイ、パブコメまったく無視された感じだな~どうなるんかな~と思ってたら、なんと超厳しい条件付きの試験販売が始まる!全国で150店舗って少なくない?産婦人科より少なくない?広島県内だと広島市に1か所ぐらいになるんでしょうか。「容易に手に入らない」という問題点を改善するという目的がひとつも達成されないんですけど、どういう目的で試験販売を行うのでしょうか、薬剤師会がやってるんだから会員にちゃんと説明してほしい。
やあっと始まりましたね!広島県では広島市内の3薬局のみが対応できます。