「出勤者7割削減を実現するための在宅勤務の推進」がお薬にも影響を与えることになりました。コロナめ。すべてコロナが悪いのです。
結論から言いますと、慢性疾患でいつも同じお薬を飲んでいる皆さん!「いつもの薬はすこし手持ちがあるようにしておきましょう!」ということです。東日本大震災のときも、西日本豪雨災害のときも、こんな話はありましたよね。少なくとも1週間はあるといいですね。これは「残薬」ではなく、必要な手持ち分です。くれぐれも、「明日の朝から薬がないのに!」というようなことは避けましょう。
これまで薬局というのは、1日2回午前と午後の定期配送をしてもらうところが多かった。それに甘えて在庫を絞る薬局も多かった。さらに、薬局に在庫のない薬を「急配」とよばれる、めちゃいそぎの配達でお願いすることもあり、なんどもお薬を届けてもらうことによって、どんな処方でも患者さんにその日のうちにお薬をお渡しすることができていました。ほんとうにいつもありがとうございます。
しかし、出勤者7割削減を実行すると、頻回の配送はできなくなります。「今日中に欲しい」は難しい。
今後は長期処方も増えてゆくと考えられるので、薬局の在庫も今までの在庫量だと足りなくなってくる可能性が高い。患者さんにも「○○日分だけど、今日は半分だけお渡しして、残りは次が入荷してからお届けします」というようなことは起こりうると考えます。
焦らなくて済むように、お薬はすこし手持ちのある状態にして、万全で引きこもれるようにしてくださいね。