【まずはお電話を】

「ねつ」「せき」「息苦しさ」このような症状がある方は、来局前にまずお電話でお知らせください。
医療機関や薬局における感染予防に、みなさまのご協力をお願いいたします。
ファースト薬局宮島口店
【電話】0829-30-8919

「0410対応」に関しまして

手荒れを予防するための介入に効果はあるのか?(クリーム、保湿剤、手袋、教育)

セルフメディケーション
NCBI - WWW Error Blocked Diagnostic

手荒れにハンドクリームをぬったら予防できますか?
職業性刺激性手指皮膚炎(OIHD)の一次予防いろいろについてその効果をしらべたシステマティックレビュー、コクラン


RCT、9つの研究、2888人期間は4週間~3年、年齢は16歳~67歳
P:水、洗剤、化学物質との接触により皮膚が損傷するリスクがある職業で働く健康な人々(手湿疹がない)
E:一次予防介入(バリアクリーム、保湿剤、手袋、または教育的介入)
C:何もしない
O:手湿疹の発生

★barrier cream VS no treatment(保護クリーム塗るか、何も塗らないか)
★Moisturisers VS no treatment(保湿剤を塗るか、何も塗らないか)
★Barrier creams and moisturisers VS no treatment(保護クリームと保湿剤を塗るか、何も塗らないか)
★Skin protection education VS no or minimal intervention(皮膚ケア教育を受けるか、受けないか)

いずれも効果アリ寄りだが有意差はないかんじ
バイアスが不明確な項目が多い
意外と異質性は高くない
深刻な副作用はなし



効果ははっきりしないが、有害ではなさそうだから、ハンドクリームを使用してもよいと考えられる。もう少し効果がはっきりみられると塗りがいがあるのに…。

まぁそもそも、手荒れの原因となる作業はそのまま続けておいて、ハンドクリームだけ塗っても、解決しないんじゃないかと考えている。効果が限定的というか…。選ばれた人たちの職業をみると、手荒れを避けられない感じだし(調理、食肉処理、清掃、染色、印刷、看護師、理髪師など)。皆さん、実感していると思うけど、どんだけハンドクリーム塗っても「原因を取り除けないことには」解決しないんですよ、と強く思う。いまこのコロナ禍において、手洗いや手指消毒をやめてしまうことはできないわけですが、手荒れが悪化するとしみて痛いし、冬の水道水は冷たいし、手洗いが控えめになってしまわないかなぁと心配しています。

4つめのSkin protection educationとはどんなものかと思って、ひとつ研究を読みに行ってみましたが(PMID-16109821)、
手が濡れたり汚れたりする手作業は避けたり、減らしたりすること
手が濡れたり汚れたりする手作業には保護手袋を着用すること
保護手袋は内部が乾燥して清潔であること
保護手袋の中に綿手袋をつけること
仕事中と仕事のあとにはスキンケア用品を使用すること
保護手袋が使えない場合はスキンケア用品を使用すること

といった内容をレクチャーするVSしないで効果をみており、「それは…作業を避けたり減らしたりできたらもう少し楽になるでしょうなぁ」という感じでした。実際、その研究では問題となる手作業の時間を減らすことはできなかったようです。手袋の使用率はレクチャーされることでupするが、ハンドクリーム使用率はあまり上がってなかったです。

手タレの方々の手がきれいなのは、高いハンドクリーム塗ってるからではなくて、手荒れの原因をなるべく取り除き、手に負荷のかかる作業はやらない、というのを徹底してるからなのだなぁ、と改めて思ったのでした。

タイトルとURLをコピーしました