初回の処方せん受付時に、問診票の記入をお願いしております。
ファースト薬局宮島口店の初回問診票は下記のような内容となっております。なぜそんなことを訊かれるのか?ひとつずつコメントしてますので参考にしてください。
ジェネリック医薬品の希望
ジェネリック医薬品は国が進めてきた医療費削減の大きな柱です。これからも持続可能な医療・介護を実現するために、ぜひご協力ください。
工夫されたジェネリック医薬品は先発品よりも、飲みやすさや保管の点からすぐれているものがあります。それぞれの薬品ごとにご本人にあったものをお選びしますので、ご相談ください。
おくすり手帳の利用状況
お薬手帳をいつも使っていらっしゃいますか?
お薬手帳があれば、これ以降のアンケート内容がかなり省略可能です。
また、お薬手帳をいつも薬局に持参されることで、薬剤服用歴管理指導料がすこし安くなります。ぜひ医療の効率化にご協力をお願いします。
ご自分に当てはまる体質
喘息・花粉症・アトピー・かぶれやすい・便秘しやすい・下痢しやすい・胃が弱いなど。また、卵や牛乳のアレルギーがある、アルコールにかぶれる、などの体質があるかお尋ねします。
「同じ薬」でも体質が異なるひとが飲むと、効果や副作用の現れ方が異なります。薬の影響を考察するために重要な情報です。
お薬によるトラブル(副作用)の経験
これまでの服用歴から「飲める薬」と「飲めない薬」を明らかにすることが、お薬手帳の大事な役割です。
飲めない薬、使えない薬がある方は、かならず申し出てください。その薬でいつどんな副作用がおきたのか、程度はどのくらいか、など説明できるととても役に立つ情報になります。ぜひお薬手帳にも記録しておきましょう。
現在治療中、もしくはこれまでに治療したことのある病気
高血圧症・糖尿病・高脂血症・緑内障・前立腺肥大症・心不全・狭心症・心筋梗塞・不整脈・胃かいよう・肝臓病・腎臓病・てんかんなど。
大腸を摘出している、子宮を摘出している、心臓バイパス手術をしているなど、手術歴も大切です。
お薬の代謝排泄に影響したり、そもそも今回飲む薬がすでに治療中のほかの疾患を悪化させることもあります。
受診や来局の時に説明しやすくするために、お薬手帳に記録しておくと役に立ちます。
今日のお薬の他に使っているお薬(他のお医者さんからのお薬、市販のお薬、健康食品、サプリメントなど)
併用薬の確認をします。いっしょに使って問題ないこともありますが、併用すると副作用が出やすくなったり、お薬の効果が打ち消されたりすることがあります。その旨を医師に疑義照会してお薬が変更になることもあるでしょう。お薬の効果を最大限に発揮するためにも、ぜひ併用薬の確認を!
お酒を飲みますか?
アルコールがお薬の効果に影響を与えることがあります。1回でどのくらい飲むか、毎日飲むかなど、細かく尋ねられるのは、飲酒の習慣は薬の働きや疾患そのものに大きく影響するからなのです。「お酒を飲むから夕食後の薬は飲んでないんよ」とコッソリ教えてくださる方、まずはそのことを先生にお話ししましょうね。
たばこを吸いますか?
たばこがお薬の効果に影響を与えることがあります。ご家族や職場の影響で受動喫煙がある方もぜひ教えてください。いつ頃から、1日何本くらい、また、「たばこをやめて〇か月」という情報もたいせつです。
たばこをやめると病気の予防や治療にとても効果があるので、当薬局では禁煙のお手伝いをいたします、いつでもご相談ください。
食事は 1日( )回
食事の回数によっては、処方された薬が医師の指示どおりに服薬できないことがあります。また、日常的に、納豆・青汁・グレープフルーツジュースなどを飲食する機会があるかどうかも、お薬の効果に影響を与えます。
車やバイクの運転
眠気や集中力の低下をもよおす薬があります。車の運転をひかえていただけるのか、それとも運転が避けられないなら眠気の少ない薬に変更したほうがよいのか、検討します。
その他生活にかかわること
コンタクト着用・夜勤あり・高所作業・屋外作業・機械の操作など、服薬により影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
薬を飲むときに困ることや、薬局に配慮してほしいこと
粉薬が飲めない、目が見えにくい、耳が聞こえにくい、など配慮いたします。相談事がまわりの人に聞こえないよう、相談室も設けております、お申し出ください。
介護認定(40歳以上の方のみ)受けていますか
介護認定を受けておられる方は、在宅患者訪問薬剤管理指導料(調剤報酬)ではなく、居宅療養管理指導費・介護予防居宅療養管理指導(介護報酬)が優先されます。業務内容に変わりはありません。
妊娠と授乳(女性のみ)に関する質問
妊娠中か?何か月か?授乳中か?1日何回の授乳か?また、いま妊娠を希望しているか?など。これらの情報は、妊娠中授乳中に、母と子により安全な薬を選ぶために活用します。
体重(13歳未満の方のみ)
こどもの服用するお薬は、その体が小さいこと、臓器の働きが不十分であることから、代謝排泄に影響を及ぼすため、体重や年齢によって細かく調整を行います。わからない場合は薬局で測定します。
さいごに
体調が悪くしんどい時に、問診票を読んだり書いたりするのもたいへんおつらいことだと思います。ですが、お薬を安全にご利用いただくために、ぜひご協力をお願いいたします。しんどいときは聞き取り代筆など考慮しますので申し出てくださいね。