ジェネリック医薬品の良い点は3つ!
【その1】医療費が安くなる
医療費が安くなるというのは、「利用者の自己負担が安くなる」+「保険者の支払いが安くなる」ということです。
私たちが支払いで実感するのはこの「利用者の自己負担が安くなる」部分ですが、実際はその残りが保険者から支払われているので、全体を見ると思ったよりぐっと安くなっているんですね。
私たちは、すこしでも自己負担を減らしたいと思うし、税金や保険料の負担を減らしたいと思いますが、ぜひそのために、ジェネリック医薬品の使用にご協力ください。
これは、いま自己負担のない方々、公費負担で医療を受ける方々にも、ぜひご協力いただきたいと思います。
自己負担のない方の医療費は、税金から支払われています。医療費が増大し財政が破綻すると、いままでのように自己負担なく医療を受けることが困難になるかもしれません。
末永く将来まで、質の良い医療を受けるために、そして若い世代も医療が受けられるように、持続可能な社会を維持するためにも、いま、皆さまのご協力が必要不可欠です。
【その2】効き目や安全性はおなじ
効き目も安全性も先発医薬品と変わりありません。お薬の主成分が同じだからです。
たまに、添加物が違うんでしょう?と不安そうにおっしゃる方がおられますが、もちろん、添加物は違います。添加物が違うというのは、剤形を工夫できるということなので、メリットなのです…このあとの「その3」に続きますよ。
(添加物も同じジェネリック医薬品というのも存在します…オーソライズドジェネリックといいます)
添加物が違うという不安は、ちょっとマヨネーズ買うことを考えてみるといいと思います。
卵黄と植物油とお酢で作ると思いますけど、添加物違いますよね…各社風味が違っていても、でもどれもマヨネーズですよね…根本は変わらないんですよ。
人により好みはあるかと思いますし、こだわる人はこだわればいいですが、わたしは昔はキューピー派でしたが最近はプライベートブランド買うようになりました。中身はキューピーなのかも…。どうでもいいですね。
それぞれの薬の製薬会社はなぜそれが選ばれたのか、薬剤師さんごとに好みがあると思うし考えて選んでいると思うので、気になったら聞いてみるといいと思います。(なんでト〇ワなの?とか)
【その3】製品が改良されてゆく
ジェネリック医薬品は、薬の効果をあらわす主成分は先発医薬品とおなじで、添加物は各社が工夫をしています。
添加物に工夫ができないと、先発と同じ薬しか作れません(オーソライズドジェネリック)。
先発医薬品しかない世の中よりも、複数のジェネリック医薬品メーカーが参入してより良い品質・剤形お薬を販売する世の中のほうが、私たちがより良いものを受け取ることができるチャンスにつながります。
飲み込みにくいカプセルが錠剤で販売されたり、苦くて飲みにくい粉薬の味が改良されたり、冷蔵庫に入れなくても室温保存できるよう改良されたり。これがジェネリック医薬品の良いところです。安いだけではないんですよ。気になったらぜひ薬剤師に聞いてみると楽しいかも。
今後は、私が好きなジェネリック医薬品の紹介をしてゆきますので時々みてくださいね。